数年たったらタマリュウの葉が伸びたり枯れたりしてきました。植え替えないといけませんか?
もったいないので捨てないでください。土壌環境や日照条件によっては数年後の開花時期に葉先が変色したり、葉が伸びたりなど気にされる方がいらっしゃいます。
【タマリュウは剪定が必要?】
あまり知られていませんがタマリュウの葉は春~夏にハサミでカットできます。この時期にカットすると新しい葉が成長して形が整いやすいです。細胞が刺激され、夏場の光合成で葉が揃い、秋には綺麗な状態に戻ります。切りすぎると光合成できなくなるので、カットは葉を3~4cmほど残すようにしてください。全て均一に同じ長さに切らないといけないなどと神経質にならなくても雑な刈り方で大丈夫です。もちろんカットしなくても生育します。
刈った後は一時的に切り口が茶色く目立つので余計に気になるようになるかもしれません。でも、この時期に剪定すると秋に新しい葉が芽吹いて綺麗に整う可能性が高いです。
【タマリュウの剪定に使う道具は?】
タマリュウの葉を剪定する時は刈込鋏や草刈機を使用します。数㎡ぐらいなら人力でハサミで切る方法でもそれほど時間がかからないかと思います。
【タマリュウを剪定した後の注意点は?】
①しっかり水やりをしていただくこと。
②可能であれば、粒状の緩効性肥料を刈ったタマリュウの葉の上からパラパラと撒いてください。ホームセンターやAmazonなどで売っている一般的な肥料で大丈夫です。油粕は、色が薄くなるといった品質上の理由からおすすめしておりません。速効性をうたったような、すぐに効く肥料もタマリュウの葉が肥料焼けしてしまうのでおすすめできません。
使い込んだ家具や革製品のエイジングのように、手入れをして良い状態を長く楽しんでいただくのもガーデニングの醍醐味ですので、気になる方にはオススメしています。
それでもご心配な方はお近くの造園業者様や行政の緑化センター等へご相談ください。